ddコマンドやshredコマンドなどでゼロを書きこんだ結果、ゼロで埋め尽くされているか確認する方法。
【検証環境】
VMware の仮想マシン(CentOS5.x)に8GBのHDD(/dev/sdb)を追加。
適当にデータを書き込んだ後、shred -n 3 -z -v /dev/sdab で削除。
ゼロ書き込みされたかを確認する。
【確認方法】
HDDに対して、odコマンドを使って確認する。
# od -tx1 --read-bytes=10b /dev/sdb 0000000 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 * 0012000
・左側は、アドレスを示す(デフォルト8進数表示、16バイト→20)
--address-radix=d|o|x|n のように基数を指定できる。
「00」の行が連続する場合は、*で省略される
・--read-bytes= で読み込むバイト数を指定
数値の後にbで512、kで1024、mで1048576 倍される。
・ファイルのほか、/dev/sdb などのデバイスも指定できる。
全領域を確認すると、コンソールにHDDの容量だけの文字列が出力されてしまうため、odの結果をgzipにパイプで渡して圧縮する。
# od -tx1 /dev/sdb | gzip -c > hoge.gz
圧縮されたodコマンドの結果をzcatで開いて先頭5行を表示してみる。
0000000 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 * 100000000000
左側の部分 = 100000000000(8) = 8589934592(10) = 8G
これで全領域が「0」で埋め尽くされていると確認できる。