NSD で複数のスレーブにゾーン転送する場合の記述例

【環境】
CentOS 7.5
nsd-4.1.20-1.el7.x86_64


マスタとして動作しているNSDにて、複数のスレーブ(NSDでもBINDでも)へゾーン転送したい場合の記述例。

ドキュメントに説明が書いてあるが、具体的な記述例がない。

ゾーン オプション

ゾーン毎に一つのzone:節で指定されるオプションが必要です。複数のサーバー
を加えるためにはアクセス制御リストの要素を複数回与えます。これらの要素は
明示的に追加される必要があります。

スレーブが複数ある場合には、設定をその分だけ列挙する。

例)

zone:
        name: "aaa.bbb.domain"
        zonefile: "aaa.bbb.domain.zone"
        provide-xfr: 192.168.1.6 NOKEY
        provide-xfr: 192.168.1.7 NOKEY
        notify: 192.168.1.6 NOKEY
        notify: 192.168.1.7 NOKEY
        notify-retry: 5
provide-xfr: 192.168.1.6 192.168.1.7 NOKEY
 あるいは
provide-xfr: 192.168.1.6, 192.168.1.7 NOKEY

のような書式ではエラーになる。
1つのIPについて1行記載し、スレーブが複数台の場合は繰り返す。

なお、ゾーン転送のログは、verbosity:1 にしないと確認できない。
(デフォルトは、verbosity:0 になっていて、ログに出ない)

参考;
nsd.conf(5) – 日本Unboundユーザー会