GmailとPOPに関する変更の件
知人から尋ねられたので、備忘録的に書いておく。
10月の上旬にニュースサイトなどで見かけたが、
「2026年1月にGmailでPOPが使えなくなる」という概要だった。
これを見た知人から、以下のように尋ねられた。
PCにインストールしたメールソフト(outlookやThunderbirdなど)でgmail.comからPOPで受信もできなくなるの?
一次情報は以下だろうか。
Gmail の Gmailify と POP の今後の変更について - Gmail ヘルプ
ここから読み取れるのは、以下の2つ。
- 他のメールアカウント(プロバイダ等)のメールをPOP受信でGmailへ取り込む機能の廃止
- Gmailifyという機能の廃止
ちなみに、上記ページの「よくある質問」には以下のように書いてある。
英語ページでも同じ。
サードパーティ製アプリから Gmail にアクセスできますか?
はい。POP または IMAP を使用して、サードパーティ製アプリから Gmail サーバーに接続できます。
という訳で、メールソフトからgmail.comに届いたメールをPOPで受信する機能の廃止は読み取れなかった。
メールソフトからPOPでメールを受信する事を説明するGmailのドキュメントでも、廃止予定などの注意書きなどは書いていない(本日時点で)。
POP を使用して他のメール クライアントで Gmail のメールを読む - Gmail ヘルプ
試しにAIに聞いてみた。
Thunderbirdなどのメールソフトを利用してGmailからPOPで受信する機能は、2026年1月に廃止されるの?
chatGPT
完全に「Mozilla Thunderbird などのメールソフトから Gmail を POP で受信する機能が 2026 年1月に廃止される」というわけでは ありません。
Perplexity
Gmailアカウント自体のPOP機能(例えばThunderbirdでGmailメールをPOPで受信すること)は引き続き利用可能です。
廃止されるのは、Gmail上で他のメールアカウントをPOP方式で受信する機能です。
Gemini(2.5 Flash)
Thunderbirdなど外部ソフトからのPOP接続が、2026年1月以降に即座に、完全にブロックされるかどうかは、Googleからの追加のアナウンスを待つ必要があります。
Gemini(2.5 Pro)
Googleの公式ヘルプ(英語版)によれば、Thunderbirdのような外部メールソフトが、GmailサーバーのメールをPOPで受信する機能は、2026年1月の廃止対象外です。
copilot
ThunderbirdなどのメールソフトがGmailからPOPでメールを受信する機能は継続されます。
Gemini(2.5 Flash)だけが異なる応答だった。
今回のタイミングで、メールクライアントからのPOPまで廃止されるかは言い切れない。
とは言っても、POPでもOAuthで安全性を高める必要はありつつ、
いずれはPOPサービスを完全に廃止してもおかしくない気がするので、
メールクライアントからの利用でもPOP→IMAPへ移行した方が良いと思う。
CentOS-7でepelから導入したClamAVのパターン更新エラー
10月に入り、久々にCentOS-7の環境が必要になり起動したところ、次のようなエラーがメールで届いた。
Subject: Cron <root@HOSTNAME> /usr/share/clamav/freshclam-sleep > /dev/null ERROR: Database update process failed: Forbidden; Blocked by CDN ERROR: Update failed.
環境は以下の通り。
$ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.9.2009 (Core) $ rpm -qa | grep -i clamav clamav-filesystem-0.103.11-1.el7.noarch clamav-lib-0.103.11-1.el7.x86_64 clamav-0.103.11-1.el7.x86_64 clamav-update-0.103.11-1.el7.x86_64
clamav* のパッケージは、epelリポジトリから導入したもの。
この通知は、ClamAVのパターン更新が行われた際に、古いバージョンの ClamAV クライアントがブロックされたことで発生する模様。
clamav-0.103は、以下で 2025/9/14 までデータベースのダウンロードが許可されているアナウンスがあった。
ClamAV® blog: End of life (EOL) policy change, 0.103 one year extension, 0.105 past end of life
日程は少しずれているが、上記のアナウンスの通り、クライアントが古いことが原因。
問題の処理は以下に設定されており、cronから実行されている。
$ cat /etc/cron.d/clamav-update ## Adjust this line... MAILTO=root ## It is ok to execute it as root; freshclam drops privileges and becomes ## user 'clamupdate' as soon as possible 0 */3 * * * root /usr/share/clamav/freshclam-sleep > /dev/null
もし、何らかの理由で、古いデータベースのままClamAVを使い続けたいのであれば、上記のcron実行をコメントアウトすれば良い。
このファイルは、以下のパッケージに含まれている。
$ rpm -qf /etc/cron.d/clamav-update clamav-update-0.103.11-1.el7.x86_64
ClamAVを使わないのであれば、clamavをアンインストールする。
# yum remove clamav*