RHEL8以降におけるOpenLDAP Server

RHELでは、7.4以降はopenldap-servers パッケージは非推奨となっている。
RHEL8以降では、ベースのリポジトリに存在せず、OpenLDAPサーバを構築しようとした際に、パッケージを探すことから始めなければならない。

Red Hat Enterprise Linux に同梱される LDAP サーバーのサポート状況について - Red Hat Customer Portal

今回は、RHEL8以降のクローンOS(RockyやAlma)にて、OpenLDAPサーバのパッケージがどうなっているかをメモ。

RHEL8クローンにおけるLDAPサービスの提供方法

RHEL9クローンにおけるLDAPサービスの提供方法

RockyLinux9では、plusリポジトリopenldap-servers 2.6 がある。(OS9では、バージョンが2.4→2.6になっている)

https://dl.rockylinux.org/vault/rocky/9.0/plus/x86_64/os/Packages/o/
https://dl.rockylinux.org/vault/rocky/9.1/plus/x86_64/os/Packages/o/
https://ftp.riken.jp/Linux/rocky/9.2/plus/x86_64/os/Packages/o/  ←9.2は、まだVaultに無いのでrikenサーバ

AlmaLinux9では、openldap-servers の提供が見当たらない。(2023/7、AlmaLinux9.2時点まで)

epelには存在する。
https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/9/Everything/x86_64/Packages/o/

Symasがビルドしたリポジトリも、openldap-servers 2.6 がある。

https://repo.symas.com/soldap/rhel9/

SymasはOpenLDAP 2.5(LTSらしい)もリリースしており、RHEL 7/8/9 向けにビルド・リポジトリがある。
https://repo.symas.com

plus/PowerToolsリポジトリなどの使い方

次のようにする

# dnf install --enablerepo=powertools openldap-servers

EPELの場合は、予めepel-releaseパッケージを導入しておく。