CentOS 8 が2021年で終了!?と、ビックリな件名のニュース記事も見かけた訳ですが、書き残しておこうと思います。
情報源は、以下です。
CentOS 8.x(従来のマイナーバージョン)は終了してしまい、ローリングリリースのStream になるようです。
Stream やRHEL、Fedoraの関係性については、赤帽さんのBlogで解説されています。
色々と想うところはあるのですが、既にあるCentOS 8をどうしようか?というのが本記事です。
情報を探していると、公式FAQに書いてありました。
centos.org
Q7: How do I migrate my CentOS Linux 8 installation to CentOS Stream?
という訳で、テスト用マシンでやってみました。
【環境】
$ cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 8.3.2011
前述のFAQに書いてある通り、パッケージをインストールしてコマンドを打つだけです。
# dnf install centos-release-stream # dnf swap centos-{linux,stream}-repos # dnf distro-sync # cat /etc/centos-release CentOS Stream release 8
途中、色々なパッケージがインストールされたりupdateされたりしましたが、FAQに書いてあった通りでした。
現状、8.3 とStreamで差が大きくないでしょうから、移行時にエラーは出にくい気がしますが、
これからStream で長く運用していくうえで、従来までは無かった問題が出てくるかもしれません。
今までは、
Fedora - RHEL - CentOS
という関係だったものが、
Fedoa - CentOS - RHEL
という構造になり、メリット・デメリットがあるのでしょうけれど、
個人的には従来のようなクローンOSだった方が、嬉しかったです(´・ω・`)
【2020/12/23 追記】
コマンドの部分に「dnf swap centos-{linux,stream}-repos」の行を追加。
(12/9 に記事を書いた時点では、元のサイトにも書いてなかったような気がする・・・?)